本日の参加者は、静岡県立浜松特別支援学校城北分校のPTAの皆さま、先生、生徒１８名、冨塚中学校三年生4名、佐久間高校先生（元城北工高）1名、ワンダーライフ2名、縄文楽校３名　の皆さまです。



今日は初めて参加される方も多く、残暑が厳しい中、育樹と補植を行う工程は身体にこたえるだろうことが予測されます。

それでも皆さま、和気合いあいに慣れない場での草刈りに励んでくれています。


草刈りをざっと終えた後は、補植（これまで植えた後の木々のまばらになった箇所にに木を植えていきます）を致します。



苗木は神奈川県平塚市にあります、本田宗一郎さんのつくられた進和学園＆㈱研進さんより寄付されたもので毎回KALAプロジェクトの為に送って下さっています。



ネットワーク～KALAプロジェクトは東北震災を機に、浜松でも東海、東南海地震に備えようとの機運が起きた時、これまで東北に木を植えに行っていた活動を地元に切り替えて始まりました。2012年縄文楽校が呼びかけ、有志の団体が集まりました。



「みんなのいのちをみんなで守ろう～」を合言葉にネットワークが誕生。まだ防潮堤の話は無いころで、植える場所がなく最初は海岸近くのホースランドさんの馬場へ、南の星小学校さんのグランドへ、砂丘小学校さんと目の前の防砂林内へ、福祉施設の浜松こども園さん、砂丘寮さん、㈱マルハナさん、宅建協会さん、南ロータリ―さん、他とも連携しながら植樹を進めて行きました。



土をかぶせる防潮堤が出来ると聞き、そこへの植樹を交渉に行きました。ひと頃は毎回50名～200名の人たちが集まり、～KALAプロジェクトはどんどん加速して行きました。

（麻袋は苗木達の保湿、草抑え、肥料の役になります。毎回これも高砂珈琲さんから寄付していただいています）



なぜ、この様な植樹をするのでしょうか？

これまでの海岸林は陸前高田の最後の一本松に象徴されるように東北の海岸は松林でした。松は根が浅く津波には防災の力が無かったのです。それに代わり、KALAプロジェクトで植えている苗木はすべて広葉樹20種類以上の根が深く災害（津波、火災など）に力を発揮するのです。
実際、神戸の大火を住宅地に燃え移る寸前で止めたのは、街路樹のタブの木でした（いつもタブは主木として植えています）また、東北震災でも広葉樹の森は津波に耐えたのです。



こうして、防潮堤が完成した今は参加者が以前よりは少なくなりましたが逆に現在は防災ばかりではなく環境に、教育に続けて寄与していく必要がある今日、絶好の実践の場として～KALAプロジェクトは存在していると思います。木を植える場所はなかなか探してもありません。
どうぞこれからも皆さまご活用下さいね。



皆さま、たくさんの汗を流され、たくさん育樹＆補植に精を出して下さいました、、本当にお疲れさまでしたm(__)m

大変だったと思いますが暑さの中を頑張ったこのひとときのお陰で、地球環境に、これから起こるかもしれない津波から一人でも多くの命が守られるかも知れません。

今日の参加された団体の代表の方から一言を述べていただきました。　
冨塚中三年生より、支援学校を代表して生徒さん、PTAの方、元気な言葉を頂きました。



今日、引率して下さいましたI先生、ありがとうございました。　

何度も今日の為に連絡や確認を取って下さり、本当にお疲れさまでした！



汗を流した後の風は身体にとても心地良く、これまでで３千メートル以上も植樹して参りました森たちからの感謝の声が聞こえてくる様でした。

また是非来て下さいネ～♪