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2024年11月22日

縄文小屋の屋根の杉皮葺きと小さな未来くる園の看板立て


縄文小屋の屋根の杉皮葺きと小さな未来くる園の看板立て

杉の皮はとても丈夫です。
古代から屋根に葺かれて来ました。龍山村で林業を営む青山さんが、数回にわたり
代々営んで来られた山から木を伐った直後の杉皮を剥いで持って来てくれました。

縄文小屋の屋根の杉皮葺きと小さな未来くる園の看板立て

縄文の小屋の屋根は20年前にみんなで剥いだ杉皮を、みんなで葺きましたが、
とうとう風雨で傷んで参りました。しかし、20年以上経っても雨漏りは未だありません。
昔の人たちの自然の力を活用する知恵に驚きます。

縄文小屋の屋根の杉皮葺きと小さな未来くる園の看板立て

今回は、そのような木の力、土に還る自然素材の生かし方の代表格である杉皮葺きについて、元森林組合長さんであり林業専門家である青山有一さんに、山のお話、昔の木を伐り出す技術、貴重なビデオも見せて頂きながら、みんなで実践をしながら学ぶ一日です。

縄文小屋の屋根の杉皮葺きと小さな未来くる園の看板立て

屋根に下から杉皮を置いて竹で止めて行きます。 楽しそうですね!

縄文小屋の屋根の杉皮葺きと小さな未来くる園の看板立て

竹を安全に割る方法を教えてくださいました。 皆さまも実際にやってみています!

縄文小屋の屋根の杉皮葺きと小さな未来くる園の看板立て

青山さんが「木馬」というタイトルの付いた、人力で山から木を伐り出し運ぶ技術のビデオを見せて下さいました。

今、山は様々な問題を抱えています。現在は、山に道路を作りロボットとトラックで伐り出し運ぶ方法は効率は良いですが
山に雨が降ると、すぐに道路は崩れて通行止めや土砂崩れ等災害が起きます。
木材の価格も十分の一に下がり、林業の経営も出来ない状態です。

縄文小屋の屋根の杉皮葺きと小さな未来くる園の看板立て

国土の七割が森林で覆われた日本です。何と恵まれた国でしょうか!
それ故に、美味しい安全な水が飲め、古代から木の文化が伝承されて参りました。
その木を活かす政治、経済、文化、科学、教育を取り戻さなければなりません。

そんな決意を今日という日が与えてくれた様に思います。 みんなの心に浸透したと思われました。



縄文小屋の屋根の杉皮葺きと小さな未来くる園の看板立て

11月1日は、オイスカ浜松国際高校さんにて「小さな未来くる園」の看板立ての日でした。

オイスカ高校茶道部の先生、生徒さん達は、今年2月に縄文メンバーと一緒に貴重な植物達を移植して下さいました。

縄文小屋の屋根の杉皮葺きと小さな未来くる園の看板立て

看板の設置の穴掘りは、思ったよりも土が固く木の根が張り巡っていたため、かなりの力が要りました。

男子生徒二人が懸命に穴掘りを頑張ってくれました。女生徒たちは植物の周りの手入れをしてくれました。

縄文小屋の屋根の杉皮葺きと小さな未来くる園の看板立て


植物たちは、すべて元気に根付いてくれていました。 

すでに咲き終わっていたキキョウ、サワヒヨドリも種を付けていました。

絶滅危惧種のウンヌケモドキも、美しい穂を見せてくれました! 手入れや管理をありがとうございました。

縄文小屋の屋根の杉皮葺きと小さな未来くる園の看板立て

皆さんが力を合わせて看板を設置してくれている様子です。

きっとこれらの植物を守り育てる体験を通して、日本のお茶や季節の野花を愛でる文化に触れながら豊かな精神が育まれていくに違いありません。




縄文小屋の屋根の杉皮葺きと小さな未来くる園の看板立て

11月15日は、聖隷クリストファーこども園さんの看板立ての日でした。

看板はすでに移植をした森の中に運ばれてありました。 移植した植物たちは皆元気に根付いてくれています。

夏場の草刈りが大変だったと思います。 柵も付いていてとても愛情あふれる雰囲気です。

縄文小屋の屋根の杉皮葺きと小さな未来くる園の看板立て

「小さな未来くる園」の看板が皆さまのおかげでこども園さんの森に立ちました!

縄文楽校の力強い男性陣が看板の穴を掘ってくれました。 
女性陣は小さな未来くる園内の草をきれいに取ってくれました。

縄文小屋の屋根の杉皮葺きと小さな未来くる園の看板立て

子どもたちは、良く森の中で学習をしています。 

とても良い環境の中で、キャンプの仕方を学んだり、外国の先生と直接英会話に触れたり、火を起こしてご飯を炊いたりと、とても大切な生活体験を森の中でしております。 恵まれた環境の中で未来くる園の植物達がまさに天使たちと遊んでいるように見えました。



縄文小屋の屋根の杉皮葺きと小さな未来くる園の看板立て

こちらは、ドロフィーズの看板です。 毎日のように全国から若者たちが集まってきているおしゃれな村の一角です。

縄文小屋の屋根の杉皮葺きと小さな未来くる園の看板立て

「ワイルドフラワーガーデン」、黒字に白色の文字で統一された看板は、風景とマッチしていてすてきな雰囲気です。

ドロフィーズ村を散歩される際にはぜひここを見て行ってください。 ナガボナツハゼとナツハゼが迎えてくれるはずですよ。


縄文小屋の屋根の杉皮葺きと小さな未来くる園の看板立て

最近、縄文楽校に来て下さるMさんです。 鎌の刃、草刈り機の刃、竹割具の刃 など、皆さんとお話しながら手がどんどん動いていくのが素晴らしい~。 帰りの時はいくつもの道具がピカピカに!

縄文小屋の屋根の杉皮葺きと小さな未来くる園の看板立て

縄文楽校には様々な方々が集って下さっています。

正会員さんと役員さんと集まって、今後の縄文楽校の進み方を相談したりもしております。 この日は、インディアンフルート、ギター等を演奏して下さったHIROさんをお迎えしての活発な話し合いとなりました。この日、HIROさんも縄文のお仲間になって下さいました。





Posted by NPO法人 縄文未来・縄文楽校 at 15:19│Comments(0)
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