はまぞう › NPO法人 縄文未来・縄文楽校 › 2015年02月

  

2015年02月23日

総会とまつり

昨日は一年の活動の締めくくりの日、総会と縄文まつりでした。



日頃、大切な活動の場づくりやものづくりなど縄文楽校を支えて下さっている皆さまの発表や

林業専門家であり、以前より縄文楽校を理解し応援して下さっている青山さんの
ふだん着の山仕事のお話しをお聞き致しました。







山から海までのいのちのつながりを学ぼうと思ってはいても中々、山の中のことは
分りません。山には山の問題や守るべきものがあることが分りました。
大変勉強になりました。有り難うございました。



午後からはおまつりです。
雨があがったので庭で火を焚くことに。 エアコンよりも火が暖かいですね。 
皆さまの持ち寄りの料理を頂きなごやかなひとときでした。





田んぼでいのちの営みや古代米をつくる体験を通してHちゃんとお母さん、縄文楽校の子ども達で
体験したことをベースにした紙芝居をつくりました。
とても素晴らしい紙芝居が出来ました。
「田んぼのきもち」 田んぼは毎年みんなの来てくれることを待ってくれているのですね。



3月1日、防潮森もみんなの来てくれること待ってます。



  

Posted by NPO法人 縄文未来・縄文楽校 at 12:24Comments(0)

2015年02月14日

2月14日の記事



循環社会をかたちにするのに炭やきは欠かせません。



炭焼きは縄文楽校の大切な活動になっております。



ここでは竹を炭にしております。竹を割るにはかなりのチカラが必要です。

5人の騎士さんは相談しながら在るものを活かし



竹を電動で伐る様工夫致しました。



寒い冬でも火さえあれば外でも元気でいられるのですね、当たり前のことですが

火の有難さをいつも体感しています。




草花を保護するために背の高くなる木は日陰になるため可愛そうですが伐らねばなりません。




伐った松は保護している草花の栄養となってくれますので根元に置いています。

地道ですが、一年を通して皆さまの愛情のお陰で自然と人と物とが調和する

小さな社会が生まれています。





  

Posted by NPO法人 縄文未来・縄文楽校 at 18:02Comments(2)

2015年02月02日

新春 寿ぎのつどい

山から海までのいのちのつながりを追い求めて

浜松に住むわたし達の飲み水に感謝をかたちに 諏訪の山に植林に

行ったのが2003年の秋でした。 そもそも2000年を迎えようとしていたノストラダムスが何だか

という不穏の社会が渦を巻いていた頃に市民みんなで(MINNADE)打ち立てた三遠南信の

循環社会のビジョンを土台に行動していたからです。





諏訪では今でも下流に流す水を気遣ってくれています。その形として御柱まつりの御幣を

大晦日に池に投げ入れると翌元旦の朝に遠州さなぎ池に浮かぶとされて毎年葛井神社にて

神事を行っています。それは諏訪の七不思議のひとつにされています。



今日この様に佐鳴湖で、五社諏訪神社の神主様に神事をして頂くことになりましたのは、

この遠州にて水源の台地や山々へ感謝の意を、受けての形で表すことを

長年願っていた事で、同じ想いの方々が佐鳴湖にお集まり下さいました。

この日は物凄い風が、ちょうど諏訪の方角から吹いて参りました。



寿ぎの意味をFさんが分かりやすく説明して下さり、神事が始まりました。

祝詞が始まると、どういう訳か風が治まりました。

厳粛な空気の中、参列の皆さまも手を合わせ深々と感謝の祈りを捧げました。



本日、神々さまは急いで諏訪から来られるためにこの強風に乗って見えられました。



神主様の威厳のある祝詞と言の葉に納得致しました。

参列の中のお二人さまからも、神々様がいらしてくださったのが分かりましたとの声。

本当に神主様、巫女様、皆様 良き日に感謝のつどいが出来ましたこと

誠に有り難うございました。



場所を移して、昼食後は 縄文時代を研究されておられる前田先生の講話をお聞き致しました。

縄文にイメージされる縄について、葛などのツルの繊維をよって縄を作り石と石、石と木などを

繋ぐなど生活の必需品でしたので縄模様が良く出土品に出て参ります、と詳しく実物を見せて

講義して下さいました。



縄文時代は決して未開なのではなく、大きな建物の柱が残っています。これらを建てる時など

大勢の人の協力作業がなければ出来ません。助け合う社会であったと思われます。

叉縄文時代の人達も現代を生きる私たちも生活の環境が違うだけで、少しも変りはないのです。

との言葉が印象的でした。



続いて縄文時代から生活の糧であったであろう佐鳴湖に蜆塚遺跡のシンボルでもある

昭和三十年代までは採れていた、ヤマトシジミの生息観察の発表です。

佐鳴湖で復活させようと十三年間シジミの観察を続けてきた結果、

ヤマトシジミは佐鳴湖の水で産卵することは確実です。

しかし現在の湖内環境ではとても稚貝が育つことは難しい。砂が無いからです。

部分的に砂を入れて干潟を作り観察を続けた結果生息率が高まりゴカイも発生、

悪臭も改善されました。今後も干潟を拡大したいので協力者を募集します、と結びました。



今日は各界の代表の方や錚々たる方々が集まって下さいました。

豊橋から海岸を守っておられる団体代表Tさん、佐鳴湖の近くで各NPOをまとめておられる

センターの代表Iさんと事務長Kさん、いきいきネット元代表Mさん、会員になって下さり叉

浜松協働センターなどで活躍されておられるWさん、神事には国会議員城内先生秘書、

竹内県会議員、佐鳴湖で里山学校を開き大勢の子ども達に炭焼きの大切さを教えて下さっている

Hさん、午後には関市会議員、此度市会議員に立候補される佐野さんなど出席下さいました。

佐鳴湖で漁業を営まれている組合長さんも神事から参加して下さいました。

うなぎの漁の様子など臨場感あふれるお話しにみんな聞き入っておりました。

みんなでうなぎやシジミの棲める命豊かな佐鳴湖に協力し合って出来ることを

やって行きましょう、佐鳴湖に注ぐ新川沿い椎の木谷で環境活動をされておられる

椎ノ木谷保全の会代表荒木先生がまとめて下さいました。



また、今日は歴史家で有名な神谷先生もお越し下さり、司会の方から促されて楽しい

お話しをして下さいました。本当にありがとうございました。



お話しも尽きないですが、やはり音楽は素晴らしく、今日のためにご用意下さった百十年前の

蓄音機をSさんとNさんが披露して下さいました。最後にレコード盤をかけて昔の名曲を聴かせて

下さいました。蓄音機はビクターの前身、ヒズマスターズボイス社のものだそうです。

音は言うまでもありません、穏和で豊かな音色に、こころが幸せいっぱいになりました。

皆さま本日は「寿ぎのつどい」誠に有難うございました。

     ーー 正に神々さまの集いとなりましたーー















  

Posted by NPO法人 縄文未来・縄文楽校 at 22:03Comments(0)