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2018年08月31日

佐鳴湖の願い



佐鳴湖と諏訪湖がつながっているという神事を諏訪の神社で執り行われていることをご存じだろうか?

毎年、今でも諏訪大社で一年神事に使用された御幣を12月31日、大晦日に葛井神社の池に投げられ、その御幣は

翌日の元旦に遠く遠州のさなぎ池に浮かぶとされて極秘の様に長い間続いているのです。

調べた結果、さなぎ池とはこの佐鳴湖の事であると解り、地元が何も知らないのでは申し訳が無いと思い立ち、

数年前に諏訪に向い、湖畔で地元の五社諏訪神社の神主さんと2、30名の関係者でつながりに感謝の意の神事を執り行いました。




それだからの理由でこの様にシジミ復活の活動をしているのではありません。

佐鳴湖がワースト1に輝いた時、しじみ塚遺跡が縄文時代の貝塚と分かった時、縄文楽校が立ち上がった時

全てが同時だったからです。

さて今日は今年2回目の稚貝発生の調査の日です。



条件違いの3つ目の篭の中を調べます。

湖と言えどまだまだ、異臭もあります。

そんな中、子ども達も真剣に砂を手で丁寧にかき分けながら

小さなシジミらしい形のものが無いか探してくれています。




砂か、小石か、貝か、同じ大きさが多いので見分けるのには大変根気が要ります。

ありましたー! 手前の小さな貝が稚貝です。




良く見つけてくれました! 子どもたちの眼はさすがに良く見えますね。

お母さんたちも一生懸命探し、見つけてくれました。

おかげさまで今日は稚貝が全部で6個体見つかれました。

別な容器に入れます。





小さなも順に大きさを計ります。




一番大きな稚貝です。



都田川で採って翌日頂いたシジミの殻、保存しておいた母貝です。



これら6個体が一か月後にどれだけ成長しているか今回佐鳴湖に戻し、調べてみることに致しましょう。


再び佐鳴湖へ。




砂篭に入れます。




ネットをかぶします。



観察場に入れました。



佐鳴湖はシジミの餌になる栄養がたっぷりあるところです。

育つための塩分濃度もぴったりなのです。

後は、干潟がつまり砂が有れば、確実にシジミは増えます。

みんなの愛情と砂を、どうぞ宜しくお願い致します。

  

Posted by NPO法人 縄文未来・縄文楽校 at 06:27Comments(0)

2018年08月20日

第2回コズミックカレッジ「大人と子どもの宇宙共室」



宇宙をもっと身近に感じよう~!と、今年もJAXAの協力で宇宙共室が開かれました。

朝からの準備、子ども達もお掃除、モップ葺きのお手伝いをしてくれました。

さて、地元宇宙大好き人の鈴木和行さんの宇宙のお話から始まりました。



宇宙は何処からが宇宙と言うのでしょうか?

昨年、確か100キロ上空から宇宙と聞きました。 意外に宇宙て近いデスね。

今年の猛暑対策に会場は大丈夫か、、氷柱をあちらこちらに用意をしてみました。

これで見た目は涼しくなったかも。 

また昨日から過ごしやすい気候になってくれ、とてもラッキーです。



昨年来て下さったコズミックカレッジ講師の俣野綾子先生と

宇宙飛行士の体を診ているお医者さんの山田深先生が到着されました。

昼食をみんなで共に致しました。 宇宙への疑問、質問が大人からも子どもからも

たくさん出て、到着されたばかりの先生たちに、ちょっと申し訳なかったかも知れません。

でも、丁寧に答えて下さりとても和やかな出会いのひとときとなりました。

子ども達はロケットやブラックホールのことが気になると見えて質問していました。

宇宙はまだまだ解明されていないことが多くあります。だからこそみんな宇宙を知りたいのですよね。

いろいろ答えていただきありがとうございました。



山田先生の解説で、ISS内の飛行士たちの様子や、帰還後の飛行士たちの体の様子を

ビデオを追って説明して下さいました。

地上に降りて抱えられ帰って来る飛行士の姿。

無重力のステーションの中では毎日何時間も運動をすることが必要で、

それをしなければどんどん筋力が衰えていくそうです。 一見、無重力は楽そうに見えますが、

如何に、重力のある地上での生活が私たちの体を健康に保ってくれているかがわかりますね。




次はお待ちかね、空力翼艇の工作の時間です。

受付でいただいた工作のキットの袋をワクワクしながら開け、教えられたようにみんなで作り始めました。



俣野先生の合図で一列に並んで出来たものを飛ばす準備です。

一回目、ワーっと歓声が。あれ、上に揚がっちゃったよ、。

では今度は前に重りを付けてみましょう~。

2回目、ワーーすごい!、先ほどと違い猛スピードで走りました。 

重心がいかに大切かが分かりますね。



では、今度は外に出て、太陽系の広がりを体験してみましょう。

先生から説明を受けます。



大原集落センターはグランドが完備されていて、大変助かります。

大人も子どもも全員外に出ました。

まず、誰かが太陽を手で持ちました。ソフトボールを2倍に大きくしたぐらいの大きさです。

この太陽を基点に、次にある星は? 

そう、水星ですね、水星の大きさは?  えー小さいね。 そこまでの距離を測り歩きます。 



次は?金星。 水星の役、金星の役、それぞれ立ってもらいます。

いよいよ、次は地球です!

えー~こんなに小さいんだあ。 地球ってビー玉よりも小さいんだね、、。 


次は火星、次は木星、みんなで木星まで走ります。 あれ、グランドを突っ切ていかねば行けません。

振り返ると、太陽ははるか遠いです。



残念ですが、もう時間になりました。

木星も、土星もはるか遠い所って分かりましたね。

今日は先生たちのお陰で太陽系のことが何とか理解出来ましたね。

それにしても、地球って小さいんですね。

こんな小さな地球の中でクニ同志が争うなんて何かおかしいと思いませんか。



お部屋に戻って、最後の挨拶です。

今日は、山田先生、俣野先生、鈴木先生ありがとうございました。

今日から宇宙が少し近くなったような気が致します。

ありがとうございました。 また来年もお会いできましたら嬉しいです。

コズミックカレッジの楽しい一日でした。








  

Posted by NPO法人 縄文未来・縄文楽校 at 19:19Comments(0)

2018年08月06日

暑い夏でも子供は元気!水鉄砲と流しソーメンで大人も元気!


今日もあったか~い日ですねー!



身近に生活に役立つ自然がどこにも有るってこと、体験してみようーと、

ものづくりメンバーがあらかじめ下見をしておいた竹藪へ、みんなでさあ行こうー。

採ってきました、長い太い竹です! ここまで歩いて持ってきたの~スゴイ。





さあ、半分に割りましょう。

ナタで割って、鉄棒を挟み、金づちで裂いていきます。




あれ、火を焚いていますー!  今は夏ですよねえ、 煙で蚊を退治するためデスって。

いや~益々あったかいですねえ。

お陰で蚊は確かにいませ~ん。




竹の中の節を取って行きます。(ソーメンが途中で止まってしまったら流れませんね)

又、周りを綺麗に削って行きます。 (小さな子がトゲでケガしたらいけませんね)



出来ました。

いざ、セッティングです。

角度は?、最後の水をスムーズに流すには?

ある物を使い、みんなでいろいろ工夫します。

準備は頭も、手も、足も使うもんですねえ。



次は、自分の容器を自分で作ります。

竹のお椀と竹のお箸。

これで良し。



さて天ぷらにする、食べられる草、木の葉探しに行きましょう。

最初に見つけたのは、桑の葉、ツワブキ、柿の葉、

ドクダミも食べてみようか、。 うん、食べよう。




ぐるっと畑(野原)を廻って、タラの葉、ヨモギ、山ウドの葉、ナス、シソの葉、ブルーベリーも見つけ、これは今食べよう。

うん、今食べよう~。




さあ、ソーメン流すぞー。

ワーイ!



流しソーメン美味しいなあ。

全国の草花の写真を撮り続けている安原さんも来てくれました。(また後日詳しく紹介致します)



流しソーメン美味しいなあ。



ツルツルしようね、流しソーメンおいしいね。



天ぷらもたくさん揚げました~。

もう、あまり残っていなくてゴメンナサイね。

葉っぱが人気ものでした。




お腹いっぱいになりましたね。

みんなでお片付けして、少し休憩~。



では、約束の水鉄砲づくりをやりましょうか。



木洩れ日が優しくみんなを見守っています。



竹の長さ、太さ、圧力を高めるには?

いろいろと工夫が必要ですね。  子どもたち、みんな楽しそう~。


みんなが楽しめる様、準備や指導をして下さった二人のOさん、いつもありがとうございます。

又、Tさん、Wさん、いつも連絡や準備、心遣いをありがとうございます。

遠くから参加してくれるNさん、今日は小さくなったお洋服や乗り物を持って来てくれました。

小さな子を育てている家族にとっては大助かりですね。

元気な4人兄弟のIさん家族、遠くから越してきて仲間になってくれたYさん家族、

今日はみんなで楽しく過ごせました~。




最後に一番お兄ちゃんの合図で水鉄砲の飛ばしっこ競争です。

ワーイ、ここまで飛んだよー。  僕はここまでー。

夏の空に賑やかな子供たちの声がこだましていました。


今日の事、みんな大きくなってもいつか思い出してくれるかも知れません。

お店で買わなくっても身近にどこにもある自然で、生活がこんなに楽しく出来るってことも、ね。
























  

Posted by NPO法人 縄文未来・縄文楽校 at 20:19Comments(2)