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2013年09月26日

有り難う、未来のリーダーたち

環境問題の解決を目指して体験活動をし、それをカタチにして、今回縄文楽校へ寄付を持って来て下さった素晴らしい
中学生達をご紹介致します。



M君です。 静大附属中3年生です。 夏休みを活用してみんなで木工作品作りに来てくれました。



S君です。 環境問題の解決には国産の木をまず、伐り使う事。 主にプランターをみんなで作りました。



O君です。 それから今度は自分たちでプランターや木工品を作って、ザザシティのバザーで一般の方々に環境の大切さを伝えたのだそうです。

  


H君です。 その収益金をそのまま縄文楽校の活動、森の防潮堤に使ってください、、と今日持って来てくださいました。




S君です。 「現在の日本の森林の為にはまず間伐をし、太陽が地面に届けば新たな植物が芽生え、下草の根が土をしっかり掴むので、土の流失や洪水を防ぐことになります。さらに残った木々は丈夫に育つので木材の価値も上がるのです」



S君です。 二人のS君が作成したチラシには大人顔負けの文章とデータが掲載されています。 さらに「あなたが日本産の木材で作られた製品を選ぶことは、日本の林業と、より良い木材を得るための間伐を促し日本の木、環境を守ることにつながります。ぜひ、国産木材に注目してみてください。」 と結んでありました。
 


K君です。 日本の森林面積は国土の約70パーセント。こんなに森の多い国がどうして自分の国の木材を買うんですか?と 輸入先の国の人が日本を訪れて驚いたと聞きました。 木を伐り、木を使う。 一番大事なことを、みんなは気づき行動致しました。




M君です。 それから、それだけではなく、気づきを多くの人に伝え、そこから生まれた浄財を、木を植えるところに帰してくれたこと。



おじさん先生達は、どれだけ感動したことでしょう。 どれだけ嬉しかったことでしょう。 

                       有り難う、未来のリーダーたち・・ 







  

Posted by NPO法人 縄文未来・縄文楽校 at 23:56Comments(4)

2013年09月20日

里山の手入れと秋の七草



ヒエ~と叫ぶほど今年はたくさんではないですが、ヒエが今年もあちらこちらに顔を出しています。



周りの草はきれいに刈ってくれていますので、主に稗(ヒエ)抜き作業で今回は終了しました。



緑米と黒米の穂に花がやっと咲きました。古代米はみんなより一番遅いのです。 

田んぼの中に何かいたのかな?



いました、となりの小川にもこんなにいっぱいの生き物たちです。ドジョウ、サワエビ達です。




今日は秋の草花を見に行こうと、M先生に七草の中の女郎花(おみなえし)と桔梗(ききょう)の花について教えて貰いました。



ここは、田んぼから台地の上へ車で12分ほど走ったところにある、絶滅危惧種など日本の草花の自生地の保護区です。

優しい黄色の花をいっぱいつけた女郎花がちょうど咲き誇っていました。

こんな立派な野生の女郎花の花を見られるのはとても珍しく、奥山でももっと小さな花だったとM先生。



もう終わってしまったと思っていた桔梗の花が最後の力を振り絞って咲いてくれました。


七草の中で五つまで、ここの園にあります。

後、何があるでしょうか? 是非お越し下さり、見つけて下さいね。









  

Posted by NPO法人 縄文未来・縄文楽校 at 22:16Comments(0)

2013年09月15日

内野小学校3年生、昔の自然を探しに、、



これが現在の縄文田んぼに入る水みちです。



少し昔の同じところの写真です。



ここは永い間、この様だったのですね。



Aさんがここをきれいにし始めてくれるようになりました。



ミニ野草園も出来ています。 



今日は内野小学校3年生が、街になる前の昔の自然を知りたい!と訪ねて来てくれました。



昔あったトトロの森と呼ばれていた森のことを説明するOさん。



いつも水の管理や畦の草をきれいにしてくれているYさんがモグラがつくる畦の穴をみんなに説明してくれました。

モグラの穴で張ってある水が漏れるのを、いつも修理してくれています。



今年は生き生きと古代米の株が元気に育っています。太陽さん、森からのお水さん、土の中のミネラルさん、微生物さん、そして

日ごろ管理してくれている皆さまのお陰ですね。



ここの小川は湧水がそのまま流れてきているので清流に棲む沢エビ、ドジョウ、沢カニ、カワニナ、

カメ、絶滅危惧種のホトケドジョウ、ホタルなどがいます。

田んぼには、ザリガニ、ヤゴ、タイコウチ、イナゴ、絶滅危惧種のタガメ、春にはシュレーゲルアオガエル、ツチガエル、

トノサマガエル、アマガエル、などとてもにぎやかです。  

植物では、水のきれいな水源にしか生育しない絶滅危惧種のサクラバハンノキの群生のこともみんなが初めて知りました。

昔の自然は、どこもこうでした。



山にゴミを捨てるようになったのはいつごろからでしょうか。



山は私たちの飲む安全で美味しい水を作ってくれるところ

山を愛することは、私たち人間を愛することになるのです、よね。

この後、K邸の庭を訪ねました。

キツネやタヌキ、野うさぎを最近見ないと耳にしたことをみんなに伝えると子供達は目を大きくして周りの森を見渡していました。

ひと月前それでも路を横切るリスを見かけましたよ。 そうそう、オオタカの子供も今年も無事に育ったようです。




みんなのこころに何かが残ればいいなあ、、シラタマホシクサの花がつぶやいていました。  

Posted by NPO法人 縄文未来・縄文楽校 at 17:57Comments(3)