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2015年10月28日

内野小学校3年生、地域の宝物探しと農業体験に



秋の陽ざしが照る中、内野小学校から3年生33人の有志が
先生と一緒に歩いて縄文田んぼへ来てくれました。 暑い中お疲れさまでした。
地域の中でどんなものを見つけられるかが、今日の目的ですね。



子どもたちはほとんどキラリタウンに住んでいるとのこと。
この田んぼが出来た時はまだ生まれていなかったのですね!
キラリタウンが出来るずっと前からここの森があります。
たくさんの森や田んぼがタウンに変わり、残ったこの小さな里山で君たちを待っていたのは
私たちよりもこの森かも知れません。



2つのグループに分かれて出発です。古代米の稲刈り体験グループと水みち探検グループです。



稲刈りはほとんどの子が初体験です。



それでもカマの使い方を少し教えると、臆さずすぐに覚えてくれました。



男の子がオケラを見つけました。
続いてカマキリの卵、イナゴ、やはり生き物大好きですね、。




大人はヒヤヒヤしていましたが、子ども達は懸命に持てる力を出しきって稲を刈ってくれました。
あともう少しで終わりです、がんばりましたね!



続いて刈った稲をしばります。
湿らせたワラをひもにして束ねます。



思ったより力のいる作業です。



稲架(はざ)に掛けて完成です。



カマさんありがとうございました。



水みち探検グループと合流して、となりの自然いっぱいの庭へ移動です。
大きな庭には湧水の池があり、とても気持ちのいい所です。



当時小学5年生とお母さんが作ってくれた手づくり紙芝居の後、
ひとりひとりの感想を述べて貰いました。

「湧水はこんな自然の森があるからと分かりました。」
「稲ってとても硬いと分かりました」「カマは思ったより軽かったです」
「絶滅危惧種のホトケドジョウがいるってびっくりしました」
ここの田んぼはいつも水を入れているのはなぜ?との質問に
男の子が「生き物を守るため」 さすがー^^
先生がみんなを上手にまとめて下さり、最後のあいさつで終了致しました。



また、来てね。 みんなの影が小さく見えなくなりました。

森の精たちがいつまでも手を振っていました。


  

Posted by NPO法人 縄文未来・縄文楽校 at 16:36Comments(2)

2015年10月26日

 「収穫日」

収穫日です。




4月に種を蒔き、5月に田植え、その間4~5回の草刈りやヒエ取り、畦直し、水みち管理をして

やっとこの日を迎えました。   ありがとう太陽さん、お水さん、大地さん、



お父さん達が刈り取った稲束を乾燥するために、竹で稲架(はざ)をつくってくれています。



稲刈りが始まりました。 何でしょう、このワクワク感!



あれ、ハロウィンも登場~



さっそくお父さんの刈った稲束を稲架に掛けてくれました。



お母さんといっしょに。



お父さんに教えて貰いながら稲刈りです。



長くつが抜けないよーお母さんに助けてもらってやっと脱出です。



初参加の家族です。泥んこ田んぼの中、やっと慣れて来たかな?



稲架かけのお手伝いありがとう。



お姉ちゃんに続いて。



大きいお姉ちゃんたちを一生懸命見ています。



昨年のワラを小川に浸し、稲束を縛る紐(ひも)として使います。

意外に強い濡れたワラの力を知りみんな感心していました。

昔から藁(ワラ)でしめ縄、紐、ゴザ、草鞋(ワラジ)など

生活全般に活用されていたのがうなずけますね。



ベテランの方々に支えられ、今年も収穫ができました。

いつも教えて下さり有り難うございます!



あともう少しで終わりですね。



危ないところは木の枝を杖に考えています、、おっと。



お昼は美味しい手づくりパンの差し入れ、トン汁、みかんをありがとうございます!

こども達に手品の伝授もありましたヨ。



さすがお兄ちゃん、すぐ覚えましたネ。



みんなでやった里山の収穫の風景~です。



最後の仕上げ、田んぼに溜まった水を抜いて歩いています。
 
   さすが先生「行きも帰りも活かして動くこと^^」

みんなで道路に散らばったワラを田んぼの肥料にと入れて終りました。

本当にみんなありがとうございました!  今度会うのは脱穀日ですね~。
  

Posted by NPO法人 縄文未来・縄文楽校 at 08:34Comments(4)

2015年10月24日

10月24日の記事



久し振りの炭やきです。
炭やきはむかしの人が生み出した知恵ですね。
余った木枝を活用し、燃料に、鉱石の加工に、様々な生活の発展に貢献して参りました。



縄文楽校が生まれた時から植林と共に、炭づくりをやって参りました。
白い煙の風景には誰でも何か郷愁を感じます。



炭焼きをしながら、空いた時間は木工づくりもしています。



きわだ色の煙が辺りに充満したらそろそろ火を調節致します。
煙は竹酢液となります。
竹を釜の中で蒸し焼きにすると有機物が竹酢液、無機物が竹炭と分かれ
両方有効活用されるのです。  偉いですね~!



そろそろ炭やきの最終段階です。
青い透明な煙に変わって参りました。
釡口をしっかり締め、煙突もしっかり蓋をして数日後に開けます。
どんな炭が出来上がっているでしょうか! 楽しみですね。



一方、畑で育てていたエノキの苗がいつの間にかこんなに大きくなってしまいました。



近くの防風林に植樹に行って参ります。
木とは人間にとって役に立つ友人であり、いえそれ以上のものかも知れませんね。

  

Posted by NPO法人 縄文未来・縄文楽校 at 14:16Comments(0)