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2021年04月28日

ププリの森を歩こう ププリの森さんありがとう。 


ププリの森は空に向かって 葉を広げ

大地に深く根を張って さやさや葉っぱを揺らしています。



今日は、開発で無くなって行く森から幼い木を助けようと移植をした森 

「ププリの森」を歩こうという日です。



20年も経つとこんなに大きくなるのですね!

春になると黄色の花が咲き、ひと際目立つアオモジの木です。 

少し枝を頂きました、枝で楊枝が作れそうですね。枝からはほんのり良い香りが致します。



今日は、、時世の波でまたひょっとして無くなってしまうこのププリの森が新緑を見せてくれる良き季節に一度歩こうと今日皆様が集って下さいました。 

縄文楽校はここを起点に、現在も海岸へ木を植え続けています。言わば、木の大切さを教えてくれた母なる森なのです。
今日は一本一本に感謝を込めて歩こうと思います。

また、森の中に入って何が見つかるかも楽しみです。食べられる草や葉っぱも見つかるかも知れませんね。



ここは西側の森です。当時は松林のみで、あちらこちらが赤く枯れ始めていた時です。

移植を始める頃早くここへ植えてね、と誰かに促されるように、浜松市のみんなの飲み水をつくる浄水場のとなりの防風林に移植をし始めました。それは3~4年続き、200本~300本のこのような立派な森になりました。



小さな子が草むらの中を駆けて行きます。 

公園とは違い、バラやトゲのある草、ツルも多く大人でも長靴でないと歩けません。



でもなぜか、ワクワクするのです。

一本一本の木に話しかけながら、また足元の食べられそうな草を見つけながら、、



木のこころ、草たちの心が伝わってくるのでしょうか。 ここは昔いっしょに木を移植してくれたすでに他界された人たちとひとつになれる所だからでしょうか。



今日の昼食は、お釜でご飯を炊きます。その薪はここに落ちている木の枝です。
乾いた枝をみんなで拾っています。きっと木も喜んでくれるでしょうね。



東の森に移りましょうか~みんなで道を渡ります。

ここは東の森の中です。



西の森と違って、木はみんなあまり高くありません。 太陽が地面に届いています、ですからずっと東は明るい森です。

何故かというと理由があるのですよ。すぐ北隣の隣接している浄水場がその理由なのです。

浄水場からは余った水が常に下を流れているそうです。この写真に写っている二本の白い色の木は湿地帯の木、イソの木です。

もうお分かりですね、地面の下には水の層があり、そこから下には根を張れない故に移植した木もみんな大きくならないのです。ですから鳥が運んだのでしょう、湿地帯に自生するイソの木群落がここの森の主人公になっているのですよ。



その中でもひと際背が高く、堂々としている一本の椎の木が目につきました。



小学生のH君が木に登り始めました。すご~い、楽しそう♫ シイの木も喜んでいる様です。



気持ちよさそうに森の中で静かに語り合っている姿も。



そろそろお昼近くなりました。事務局に戻ってご飯を炊かなくっちゃ。



みんな、持参のお米を集め、お釜の中へ入れました。 水加減で、ワイワイ~。多い、少ない、ちょっと多い等々。



ププリの森の木枝を燃やし、3ケ所でご飯炊きが始まりました。



談笑しながらご飯炊き。



火かげんが難しいーね。 どのくらいで火を止めようかな、、。 湯気がなくなってきたらね。



みんなで森で採って来た食べられる草を並べました^^ ワラビ、ヨモギ、カラスノエンドウ、モミジ、アザミ、お茶、アケビ

足りないようなら、お庭のカキの葉、サンショウも~。



天ぷらにしましょう。 そろそろご飯が炊けました! 3つのお釜のご飯、それぞれイイ感じ^^。

さあ、ご飯にしましょう。 天つゆはそこ。 炊き立てご飯に木の芽の天ぷらに天つゆかけて~。



アアおいしい~美味しいね~炊き立てご飯は美味しいね~天丼最高~豊か~森って大切~全部森のお陰~~!!

みんな口々にそう言います。 自然に歌が流れてきます。 Uさんが詠います。 Hくんも唄います。



最後に、、。 もう一つのププリの森(しんしんの通りにある森)が工場になり始め、そこから移動したコラナの木に

きくらげの菌打ちをしましょうか~♪ Yさんと、H君と、Nさんでがんばりました。無事菌打ちが出来ました~。



翌日、小さな苗木を植えました。 昨日YさんとSさんがププリの森から大切にタラの木を持って来て下さいました。
ここは毎年草刈りでこのタラも刈られてしまうからです。
野生のタラの木のトゲトゲの樹木は、乾燥して煎じて飲めば、ガンを治すことが出来るからです。(タラの木おばさん 河村光恵さんより)

あの、東の森にあるイソの木群落のイソの木の樹皮を剥ぎ2番目に出てくる茶色の部分を乾燥して煎じて飲めば、頑固な便秘も治るのです。 (薬草療法家 モーリス・メッセゲ氏より)

ププリの森さんありがとう~♪ いろいろなことを私たちに教えてくれました! 








  

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2021年04月24日

未来くる園は生きたカレンダーですね。





赤、桃色、薄桃色、朱色、紅色、ひとつひとつの木によって微妙に色が違い、

ハルリンドウの青い世界から一転して 華やかな山ツツジ園に変わりました。



ピンク色の衣をまとった少女たちが舞い遊んでいるような景色ですね。



一本ある山桃の木の下でお茶を飲みながら、ぜひ園の景色をお楽しみください。



ここは、毎月変わる生きたカレンダーなのですから・・



ここへ来れば、貴方の日頃の疲れは癒される筈です。

そして生きている喜びが自然に湧いてくるところです。



自然がつくってくれる色と形の何と素晴らしいことでしょうか!

山ツツジ以外にもナツハゼ、ナガボナツハゼ、シャシャンボも同じツツジ科です。



ハルリンドウの種ができ始めましたよ~♪  尊い自然の営みですね。



オオバノトンボソウが今年は5ケ所も見つかれました! 笹と共生するランの一種です。

黄緑色の花ですので緑の中では見つけにくいのですが、このランが自生するってとても豊かな自然の証拠だそうです。



そろそろです、ナガボナツハゼの花が咲き始めましたよ~!!



平凡な三方原の草地。 でも命が巡る舞台がここに現れたのですね!     

     ありがたい、 ありがたい。  

Posted by NPO法人 縄文未来・縄文楽校 at 21:44Comments(2)

2021年04月21日

 大和のこころの音

シュッ シュッ と規則正しい澄んだ音が庭の方から聞こえてきました。



包丁の刃を 研ぐ音でした。  何と心落ち着く音なのでしょうか。



何時も乱暴に扱われている我が家の包丁は 今日は初めて丁寧に そしてこんなにも美しく 仕上げられたのでした。

今日、I さんご夫妻が来て下さっています。



仕上がったかどうかは新聞を切れば分かるそうです。



こうして、引けばいいんだよ、


 
すごい、スパッと切れました。

包丁で新聞が切れるなんて、初めて知りました。

本当に有難うございました!



時折り、学び舎の中からコツコツと規則正しい音が聞こえて参ります。



S.Oさんが来られているんだな、とすぐに分かります。



無心に、規則正しいノミの石を削る音が 形になって参りました。

こころ洗われる気持ちにさせて頂ける ありがたい時間です。


  

Posted by NPO法人 縄文未来・縄文楽校 at 01:55Comments(0)